「読み終わったのに、内容が一週間で抜ける」。 これを解決するのに一番きいたのは、読みながら線を引いて、それをAIにメモへ変換させるという単純な流れでした。
ハイライトを手で書き起こす必要はありません。Kindle が持っている「マイクリッピング」をそのままコピペすれば終わります。
全体の流れ
- Kindle 端末・アプリで本にハイライトを引きながら読む
- ハイライトをまとめて書き出す
- ChatGPT に渡して、自分用の要約と「次に取る行動」に変換する
ここまでで、本一冊あたり実作業10分くらいです。
1. ハイライトの書き出し方
3つの方法があります。やりやすいのを選んでください。
Kindle端末を使っているとき
USB で PC につなぐと、documents/My Clippings.txt というファイルが見えます。
ここに今までの全ハイライトがテキストで入っています。本ごとに区切られているので、対象の本のブロックだけコピーします。
スマホ・タブレットの Kindle アプリ
本を開いて右上のメニュー →「メモとハイライトを表示」。 出てきた一覧を全選択してコピーします。長押し→全選択でOK。
kindle.amazon.co.jp(読書ノート)
kindle.amazon.co.jp/your_reading を開くと、ハイライトが本ごとにブラウザで見られます。 ここから範囲選択でコピペが一番速いです。
2. ChatGPT に渡すプロンプト
書き出したテキストを、下のプロンプトの {{ハイライト}} 部分に貼り付けて投げます。
あなたは私の読書メモの整理係です。
以下は、私がある本を読みながら線を引いたハイライトの一覧です。
これを使って、自分が後から見返すための要約メモを作ってください。
# 出力フォーマット
## この本の中心テーマ(1〜2文)
## ハイライトから読み取れる「著者の主張」(3〜5個、箇条書き)
## 自分の仕事・暮らしへの応用アイデア(3つ、具体的に)
## 一週間以内に試せる小さな行動(1つだけ、今日からできる粒度で)
# ルール
- ハイライトに無いことは推測しない。推測するときは「※推測」と明記
- 引用するときは元の文をそのまま、短く
- 抽象的なまとめではなく、具体例で書く
# ハイライト
{{ハイライト}}
ポイントは2つあります。
「ハイライトに無いことは推測しない」と明示すること。 これを入れないと、ChatGPT は一般論で穴を埋めてきます。自分が線を引いた箇所だけから要約が作られるようにします。
**「一週間以内に試せる小さな行動を1つ」**と粒度を指定すること。 「3つ挙げて」と頼むと、現実味のない大きな話が混ざります。1つに絞らせると、その場で実行できる粒度になります。
3. 出力をどう保存するか
返ってきた要約は、メモアプリ(Notion / Apple メモ / Obsidian など、なんでも可)に 「本のタイトル + 著者 + 読了日」のセットで貼り付けます。
このとき元のハイライト全文も同じノートに貼るのがコツです。 あとで「あれ、AIの要約じゃ言葉が物足りない」と感じたとき、元の引用にすぐ戻れます。
紙の本でも同じことができる
紙の本に付箋・線を引いて読む人は、読了後に付箋の箇所をスマホのカメラで撮って、 ChatGPT の画像入力で「ここに写っている文章を文字起こしして」と頼めば、同じハイライトの束ができます。
一冊あたり10〜15枚くらいの撮影で済むことが多いです。
さらに踏み込みたい人へ
「読書メモはできた、次は学びを深めたい」段階の人には、
の「インプットを別チャネルで重ねる」が効きます。 線を引いた本+耳で流す本のセットにすると、定着がはっきり違います。
まとめ
- ハイライトを書き出す → AIに渡す → 「自分用の要約と次の一手」に変換、で読書メモが10分で完成
- 「ハイライトに無いことは推測しない」を必ず入れる
- 行動は「一週間以内・1つだけ」に絞る
積読が多い人ほど、まずはこの流れで1冊だけやってみてください。 読み終わりの感覚が変わります。